おなじみペガサス仕様のガスガンです。

タナカM29のペガサスと云えば、インチ違いや素材・仕上げ等のバリエーションが数え切れない程出ているヒット商品。
今回も見た目物凄く綺麗だけど、ステンレスメッキ仕上げなら以前に出てなかったっけ?と思いながら手に取ってみると・・・・
「重っ!!」
重いんです。マズルからグリップに至るまで、まるですべてが金属製のようなバランスで。
言うまでも無く、拳銃型のトイガンで銀色の再現が許されるのは素材が金属でない場合のみ。
そう、これは正真正銘のプラスチック、おなじみヘビーウェイト(HW)樹脂製モデルなんですが・・・
リアルな重量感のHW樹脂はその性質上、メッキ処理が不可能だとされてきました。
銀色の再現は塗装で行なうしかなく、HWモデルで銀色といえば、「ザラザラ梨地のサテン仕上げ」か、はたまた分厚いクリアーで保護された「ボッテリと鈍い銀色」が当然。
磨きこんだ金属の質感はABSモデルならではで、両立は無理だというのがが長年の常識だった訳です。
その常識を覆したのが、タナカが『ジュピターフィニッシュ』と名付けた新技術の仕上げ工法。


ABSモデルと全く変らない強度の金属皮膜をHW樹脂の表面に定着させ、表面に細かな傷をつけるヘアライン仕上げまでも可能にしました。

タナカではこの技術の開発に7年かけたそうです。
手間やコストも通常のメッキとは全く違い、普通なら1挺が10数万円になってもおかしくないんだとか。
実際触ってみないと実感できないかもしれませんが、地味にこれ、トイガン史上の革命と呼んで良いんじゃないかと思います。